いきいき！魚梁瀬(やなせ)小中学校

　魚梁瀬(やなせ)地区は、役場のある馬路地区から県道を車で30分ほど上流に進んだところにある人口約170人の小さな集落です。
県木に指定されている魚梁瀬杉を抱える山々に囲まれた丸山台地には、森林鉄道や温泉、レストランなどがあり、特に夏場にはたくさんの観光客が訪れています。また、ダムの湖畔にはオートキャンプ場も整備されています。

　魚梁瀬地区にある魚梁瀬小中学校は、小中一貫教育を実施しており、平成28年12月現在の生徒数は、小学校９名、中学校６名。小規模校のメリットを活かし、先生が児童・生徒の一人ひとりに対し、きめ細かな指導を行っています。
　魚梁瀬小中学校では、「山の学校留学制度」により、一年を通じて転入生を受け入れています。
この制度は、豊かな自然環境と人情味あふれる地区の人々や児童生徒との交流により、留学生には豊かな心を育んでもらい、地元の児童生徒には、交友関係を広げることで、学校の教育の質を高めていくことを目的としています。
　

募集の対象は、保育～中学２年生まで。
強い勉強意欲を持ちながらも、いじめなどにより登校できない子どもや山奥の自然の中で学校生活を送りたい児童・生徒です。なお、転入に際しては、父母、祖父母などの保護者との同居を条件としています。
　

　地元の子どもたちは、少ない生徒数の中、樹齢300年を超える魚梁瀬杉が林立し、日本三大杉美林の一つである「千本山」などをフィールドとした学びや遊びを行い、全員が協力し合い楽しく学校生活を過ごしています。
また、たくさんある地域行事にも積極的に参加し、地域との触れあいを大切にしています。

　魚梁瀬小中学校の特徴的な取組として「キャリア教育」というカリキュラムが設けられています。
今年度は、高知大学医学部の学生を講師として招き、なぜ医師や看護師を目指したか、大学でどのような生活を送っているかなど、自身の体験をお話ししてもらうことで、児童・生徒の視野を広げることにつながっています。

　校舎には、２階の教室から校庭までつながる大きな滑り台があります。
地元の木をふんだんに使ったユニークな校舎は地区の子どもたちのアイデアを基に作られました。

　魚梁瀬地区は「一つの大家族」。地域が一体となって山村留学を希望する家族を迎え入れています。
誠心誠意生徒たちと向き合う先生と、温かい地域の人との交流の中で山村留学をしてみませんか。
魚梁瀬小中学校は、新しい仲間をお待ちしています。

　募集要項その他の詳細については、こちらをご覧ください。
　魚梁瀬小中学校WEBサイト　http://www.umaji-yanase.jp/