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先輩移住者の声 山田 佳行さん(39歳)

山田さんファミリー

【馬路村に来たきっかけ】

 出身は高知県いの町で、高知県内の高校を卒業後、広島の専門学校に進学。そのまま高知には戻らず、岡山の医療機関で健康づくりに関するインストラクターの仕事をしていました。岡山で2年間ほど働き、そろそろ高知県に戻りたいなと考えていた時、大阪で(株)エコアス馬路村の就職ガイダンスがあり、高知県の企業ということで参加してみました。特に林業に興味があった訳ではありませんが、当時できたばかりの会社で、会社の立ち上げから携わってみたいとの思いから就職を希望し、採用に至りました。
 馬路村への移住当初は、単身での村の生活でしたが、2年後、結婚を機に岡山に住んでいた妻を村に呼び寄せ、二人での生活が始まりました。

【移住するまでの不安に思った点】

 今まで経験したことがないような山奥の生活ということで、どんな生活が待っているのか、想像もつかなかったのですが、まだ23歳という若い時だったので、人が住んでいるのだからどうにかなるといった感じで、あまり深くは考えていませんでした。ただし、村の生活には車の運転ができることが必須で、ペーパードライバーであった妻は、村に引っ越してきてから山道の運転を必死で練習していました。

【(株)エコアス馬路村のしごと】

(株)エコアス馬路村のしごと
 エコアス馬路村は村の第3セクターで、当初は山の保全と杉の間伐材の利用をテーマに、木のうちわやトレーなどの加工に取り組んでいました。
 そんな折、高知市出身のデザイナーが薄くスライスした木を重ね合わして曲げる技術に着目したことで、木のバッグのデザインができあがりました。こうして杉でできたバッグ「monacca」が誕生しました。
 それからは、広報・営業担当として商談のため全国を飛び回る日々となりました。また、各国の国際見本市への出展、ニューヨーク近代美術館での販売など、こんな山奥の会社でありながら、本当に貴重な経験、大きな仕事をさせてもらっています。

【子供たちの生活】

 夫婦で村に暮らし始めてから、今では3人も家族が増えました。最近では、保育料の無料化や18歳までの医療費が無料など、村の子育て支援も充実してきたため、大変助かっています。
 村の学校は生徒数が少ないため、複式学級や部活動が選べないなど、我慢しなければならないこともありますが、先生の目が生徒一人一人に届きやすいため、それぞれのペースで学習できる等、良い面もたくさんあると思います。
 一番上のお姉ちゃんは、あと1年で村の中学校を卒業します。小学校から野球が大好きで、高校に入ってからも続けたいとの思いがあるので、女子野球がある高校への進学を希望しています。村には高校がないのに加え、バスで通うことができる高校は限られています。バスの運行本数も少ないことから、運動部の活動をするためには、村外で下宿して高校に通うことになります。
 一度は村の外に出ることになりますが、子供たちは馬路村で生まれ育ってきたので馬路村が大好きです。高校・大学と村外で頑張ったら、村に帰ってきたいと言っています。
(2016年10月)