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mitone design (ミトネデザイン)~後編~
ミトネデザインのスタッフ安岡さんと濵﨑さんにお話しを伺いました!
これからの3人の野望まで!
株式会社ユニオンネット
ミトネデザイン
山﨑
では、スタッフの紹介です。安岡さん!
安岡さん
私は高知県奈半利町出身で、高校時代はグラフィックデザインコースを選択していました。
元々「絵を描くこと」が好きだったし、「人に分かりやすく伝えること」に興味があったので、
授業の中でデザインを学ぶことはすごく楽しかったです。
そのうち「こんな事が仕事にできたら最高だな」と思うようになり、進路を決めました。
そこからは本格的にグラフィックデザインの勉強をするために大阪の学校へ行きました。
学校を卒業してからは大阪の制作会社に入り、
10年程さまざまなデザインやディレクションに携わらせていただきました。
その時の仕事は、自分の中でかけがえのない経験になったと思っています。
仕事をしていく中で「高知でデザインの仕事がしたい!」という気持ちがふくらみ、昨年高知へUターンしました。
高知に帰ってからは、フリーランスでデザインの仕事を1年ぐらいしていました。
1人で仕事していると、自由がきく反面、キャパシティ的にすぐいっぱいになってしまうことも多々ありました。
本当なら「Webサイトを作ったり、グッズ展開したり、もっとご提案できるのに」という感じで、
やりきれない気持ちになる時もあり、「同じ熱量で一緒にものづくりができる仲間が欲しい」という想いはありました。
そんな時になんとなくSNSを見ていたら、デザイン会社が馬路村にできる情報を見つけて。
地方にデザイン会社ができることはなかなか無いので、「とりあえず話を聞きに行ってみよう!」位の気持ちで、
丸山さんとお話させていただきました。
すると「地域のデザイン仕事がしたい、地方の可能性を拡げたい」など、
自分のやりたいこととすごく近い!と感じました。
そこからすぐ応募をして、ミトネデザインの一員として加わらせていただきました。
今、Webデザインやカメラマンの方と一緒に仕事をすることで、
仕事に拡がりが生まれてすごく楽しいし、クライアントにもより喜んでいただくことが増えて嬉しいです!
私は「地方」は武器だと思うんですよね。地方には独自の面白い文化や風景が残ってる。
それをちゃんとした形で伝えられたら、文化や風景は残っていくし、世界にも通用すると思っています。
デザインは、地域の独自の文化や風景を残していくことができる仕事だと思ってます。
山﨑
丸山さんが安岡さんを採用したいと思ったところは?
丸山さん
僕からの目線で言うと、安岡さんぐらいのキャリアの人は、都会でも転職市場にはそうは居ません。組織の重要なポジションであるか、フリーランスになる方が大抵なので。
ただ、1人で活躍する方には、クライアントが大きくなりすぎる事にジレンマを抱えるケースが多いとも感じていました。クライアントが大きくなると、関わる人も増え、業務も細分化され、携わる業務によっては手応えを感じにくいと思いんです。
その辺の目線がかなり近いと感じたのが安岡さんでした。
山﨑
ではもう一人のスタッフ紹介です。濵﨑さん!
濱崎さん
出身は熊本です。生まれも育ちも熊本で、大学も福岡県で今まで九州からでたことがなかったです。元々、田舎が好きで都会には向いていないと思っていました。ここは仕事と田舎の暮らし両方が理想通りです
馬路村に移住する前は、家具屋さんに勤めていました。僕の親が家具が好きで、そういう環境で育ち、家具とかインテリアとかがすごい好きで。職人になろうとは思わなかったのですが、大学を卒業してからは家具屋さんへ就職しました。
大学の時に趣味で写真をはじめ、就職後もオンラインショップで売っている商品を撮影し、ページを作るお仕事をしていました。
家具やECサイトに限らず、写真もやりたいなと思っていた時に、デザイン会社の求人がSNSに流れてきてミトネデザインを知りました。
山﨑
馬路村に移住してどうですか?
濵﨑さん
移住してみて思ったのは、「意外と大丈夫」ですね。
今の悩みは家と会社の距離が近いので、車で帰る時に音楽が1曲聞けないことです。運転中に音楽を聴くのが好きなので。あとは夜空の星が綺麗でそれに癒やされています。
山﨑
丸山さんが濵﨑さんを採用したいと思ったところは?
丸山さん
「田舎がいい!」という濵﨑くんがよかったです。
正直「見つけた!」と思いました。
デザインの仕事をやりたい人は世間的にも多いですが、田舎で暮らしたい人はかなり少ないと感じます。安岡さんの応募もテンション上がりましたが、濵﨑くんの応募もテンション上がりました。
山﨑
ミトネデザイン立ち上げの社員募集は、どのようにはじめましたか?
丸山さん
最初はホームページも何にもなかったので、Twitterしかなかったです。
申込がない焦りがすごくて、人が来ない、やばい、どうしようと、、、
仮決定していた安岡さんにもう1人が決まらないと始められないみたいな状態で、スタート時期は決まっていませんでした。安岡さんはフリーランスでやっていたので、いつでも大丈夫と言ってくれていました。
採用のことは随時安岡さんにも共有していましたし、こういう人来ましたどうですか、いいじゃないですか、というやり取りで。
安岡さん
そうなんですよ、丸山さんから
「こんな人もいるんです」とお話があって、濵﨑くんはぜひ!という感じでしたね。
山﨑
頼りなるお2人がこれから活躍していただけることが楽しみですね。
では、3人にお聞きします。馬路村の魅力や不便なところは?
丸山さん
年中、緑。夏になったらもりもりしてくるし、変わらない風景はいいですね。
不便を感じないですね。ネット環境が大きいんだとは思います。
安岡さん
運転している時に森が近い。迫ってくる。
山に食べられそう。そこにいつも感動します。
濵﨑さん
緑と川のすごさ、山が迫ってくる、熱があるっていうのはわかります。
山﨑
森の中みたいなところだけど、ほんとに必要なものは大体そろうし、インターネット環境は、10年ぐらい前くらいに整備されたから、大きいなと思って。それまでは、電話注文とか、ファックスとかが通販みたいな感じだったから。
スマホじゃなくて、ガラケーやった時代ですけど、ISDN回線で繋がらないから、家にパソコンなんかいらないし、みたいな感じでしたね。
インターネット回線が通ったことで家の中にいたらYouTube見ているし、ゲームしているし。別に都会と変わらない環境ですよ。
丸山さん
そうですね。でも、不便さもイベント的に楽しむメンバーではあると思います。反対に市内の方が渋滞で疲れるような気がします。
安岡さん
車に慣れてないので、30分ぐらいなら気持ちよく運転できるけど。往復1時間以上になると大変。高知に行ったら、本屋さんとか行こうとか、髪切ろうとか、ついでに考えるんですけど、やっぱりやめておこうかなと悩んだりします。
ゆっくり走ったら、高知まで行き2時間、帰り2時間で4時間かかる!
山﨑
では!馬路村での今後の野望は?
丸山さん
今は自分たちが紹介するものが何もないので、材料をそろえたいです。取材として、魚梁瀬とかにみんなで行ってランチして、取材、写真を撮るとか。魚梁瀬の仕事や東部の仕事もしたいですね。「地域に根付いて行こう」は1つのテーマですね。
安岡さん
西部は、結構有名なデザイナー会社とかあって。何ごとも西部は活発で、東部はちょっとおとなしいです。東部にも、結構いいものはいっぱいあるんですけどね。
丸山さん
それと、これは僕が使命に感じてることですが、このミトネデザインで働くのはリスクのある事だと思うんです。田舎に移住するのはシンプルにリスクでもあると思います。そのリスクを許容してくれた気持ちに応えるためにも、みんなの「これがやりたい!」自己実現を叶えることは、僕の中では使命だと思っています。
せっかく挑戦しに来たのに何もできなかった・・・はもったいないなと。それは、大阪の人たちからしても「なんか色々やってましたけど、無理やったんですね。」と言われることも避けたいことです。まぁ、あくまで僕自身の立場の話でもありますが。
濵﨑さん
すごいありがたい言葉ですね。これだけ意見聞いてくれる社長はいないと思います。
安岡さん
そもそも、社長がこんなざっくばらんな感じもすごい。フットワークも軽すぎますし、行きますよってすぐ動くし。
丸山さん
同じなんでね、社長が偉いわけじゃないので。役割が違うだけで、僕は偉いわけじゃないです。
安岡さん
なかなかそうっていう社長いないですよ。横に立ってくれているみたいな感じです。
でも、緩いだけじゃなくて、ちゃんと相談したら、人の意見を取り入れつつ、色々選択肢を考えてくれたりします。だから、なんかあったら言ってみようっていう気持ちです。頼りっぱなしです。
丸山さん
・・・といろいろ言いましたが、実際はあまり決まってないことが多くて、野望はこれから考えます!
ミトネデザインの丸山さん、安岡さん、濱﨑さんからたくさんお話を伺うことができました。馬路村に素敵なバンガローオフィスが完成し、どんな方々が働いてくれるのかなとワクワクしてお持ちしていました。今回は、盛りだくさんのお話を伺いました。ミトネデザインの名前の由来である「地域に根付くこと」を心から応援していきたいと思います。
mitone design~前編~を読む
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