★~移住体験~家族編
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★~移住体験~家族編



移住コンシェルジュ 山﨑絵美


移住体験をされた青木康子さんにお話を伺いました。
ご夫婦と保育・小学校・中学校のお子さんの5人での馬路生活をリアルに語ってくださいました!

お試し移住をしたいと思ったきっかけは?

在住していたシンガポールに「明治屋」があり、そこでの『高知県フェア』で何気なく手に取った馬路村農協の柚子絞りを買ったことがきっかけでした。あまりの美味しさに衝撃を受け、製造元が気になり、ラベル情報から「馬路村」とGoogle検索をかけたら、美しい村の景色が飛び込んできて、
「いつか、こんな村に住んでみたい!」と思ったことが大きなきっかけです。


お試し移住体験をして良かったことは?

素晴らしい自然に囲まれての生活です。水も市販のミネラルウォーターより美味しく、空気も綺麗で、野菜含め食は美味しく、夜には満点の星が見え、散歩道には困らず、夏は川で天然のプールに・・・・こんな素晴らしい生活があるのかと心底驚きました。

また関係者皆さんのご協力のお陰で、学校には中学、小学、保育とすべてに子供達3人を受けいれて下さり、通常通りに通わせて頂けた事です。中学生の息子は部活にも所属し、子供たちはそれぞれ馬路村だからできる筍掘りや田植え、1歳の子まで河原で鮎の稚魚の放流まで体験させて頂きました。親も部活や、PTAの行事に草刈りやプール監視で関わらせて頂き、村の自治に少し参加できたことです。1人1人のハンズオンの協力で、村が成り立っていることが良く分かり大変参考になりました。

また、息子の為に学年行事を早めて頂き開催となった魚梁瀬村でのSUP体験は、大自然の中、保護者も果敢に挑戦し、本当に楽しいひと時でした。忘れられない思い出が沢山あります。

そして、地域の抱える高齢化・過疎の問題も生活をしたから気づけ、また高知の食のレベルの高さと、あまり知られていない「ひがしこうち」の自然美には圧倒されました。芯から高知の良さを感じることができました。 

お試し移住体験をして困ったことは?

特に困ったという事はなかったです。困りそうな事はいろいろな方法でカバーしました。

なかなか大きい害虫達との出会い
→ムカデはガムテープで取るのが一番と教えて頂き、本当にその通りでした(笑)。ごきぶりやダニも害虫対策グッズを置いたらほとんど遭遇しなくなりました。たまに度肝を抜かれる大きさの蜘蛛は害虫対策のヘルパーとして、関わらないようにしました。

食品・日用品の買い出し
→食品は村の2店舗(清岡商店とJA)には大変お世話になりましたが、2店舗だけからでは家族5人分の食料品は賄えず、生協で週1宅配とたまにスーパーに買い出しで済ませました。野菜とお米、味噌は馬路村産を直売所から購入で、質の高いものが手に入るのが助かっていました。またパンはほぼ毎週うまじのパン屋さんから購入。日用品はほとんどAMAZONで購入。翌日届くものも多くかなり活用していました。

交通
→車はマンスリーでレンタルできる会社と契約。ペーパードライバーだったので、住み始めて1か月半後に、プロのペーパードライバー講師に計5日間も猛特訓してもらい、運転できるようにしました。公共交通機関の運行自体が少なく、運転はできないと実際に生活するにはかなり不便だと思います。ガソリンは村にガソリンスタンドがあり、基本そこで給油お願いしていました。


家族の反応はどうでしたか?

各自がそれぞれの村での生活を送っていたようです。0からの生活で短期間でしたので、特に子供たちの様子がどうなるか心配でしたが、それぞれ生活は楽しんでいたようです。村を去る前に頂いた寄せ書きは、子供たちの机に飾られていて、住んでいた時間や出会いは大変貴重なものだったと感じでいるようです。

主人はフランス人で日本語はできませんでしが、村の皆さんとGoogleトランスレーションでコミュニケーションをとって馴染んでいました。また散歩に頻繁に行っていて、色んなところから目撃情報がありました。(笑) 

また私自身は忙しすぎたシンガポールの生活から一旦距離をおけ、何でも家族で協力しないと進まない生活の中、家族の絆を深める事ができました。家族に、日本の良さを伝えたかったので、高知の馬路村は私たち家族にとっては本当にその良さが詰まった場所でした。

これから、移住を考える方に一言お願いします。

高知市内の方からも「馬路村に住んでいる」というと、皆さんそろってあの山奥の・・・・という反応でしたが、そんなに山奥感はありません(笑)。

道も基本的に整備されていて、たまにトラックとのすれ違いに冷や汗かきますが、慣れます(笑)。
私が初めて村に着いた日は、桜が咲き乱れ桃源郷に来たかと思ったほどの美しい村でした。山里ではありますが、村内はインフラが抜群に整っていて、村の方々も「何かやってみよう!」と前向きで元気な方が多いと感じます。(そんな人財ともいえる人々がデフォルトでいる馬路村の凄さ・・・・!) 

学校は馬路小中学校合わせて40名ほどと小規模ですが、すべての学校行事が丁寧に行われていたのには感動しました。先生方との情報交換も頻繁に出来たのはありがたかったです。 

主人と私はオンラインで自分たちの仕事を行いつつでしたので、求職はしませんでしたが、求人自体はあります。
住宅は、なんとか探せば見つかるのではないかと思いました。
何を求めてくるかだと思いますが、自然の中にありつつも驚異的にインフラの整い、柚子加工製品は国内トップのブランド馬路村は、今後移住地として注目されるのではないかと思っております。


移住コンシェルジュ 山﨑絵美


今後、移住を考えるために馬路村を体験していただきました。毎日、村で暮らしている私には感じることができなかったことや移住体験をしたからこそ見えてきたものがあったと思います。